スペースチーズ、筑波JAXA施設で試験販売へ
【大樹】「大樹チーズ&サーモングルメ地域活性化協議会」(一戸勉会長)が開発した、ご当地土産「“宇宙のまち”大樹産スペースチーズ」が5月から、茨城県つくば市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターで試験販売される。宇宙関連の展示があり、首都圏にも近く、多くの来場がある施設で、同協議会はまちへのPR効果を期待している。
スペースチーズは、町内有志でつくる同協議会が町内に工場を置く2社と共同開発した。「雪印メグミルク」の「さけるチーズ」を「たむらや」でみそ漬けにし、宇宙食を連想できるようフリーズドライしたもの。
プレーン、スモーク、ほたて風味の3種類の味があり、将来的には宇宙食として宇宙で食べられることを目指している。
昨年4月末から、道の駅・コスモール大樹で販売を始めた。道の駅では、1種類ずつ入ったカプセルタイプを1回300円のガチャガチャで購入できる。また、ロケット型の箱に3種類を詰めたタイプは950円で販売している。
今回は筑波宇宙センター内のミュージアムショップ「UNiBO(ユニボ)」で6月末までの2カ月間扱われる。カプセルタイプのみ販売し、売れ行き次第で本格販売にもつながるという。販売期間中はゴールデンウイークにも重なるため、同協議会は「宇宙好きが集まる場所で多くの来場がある。大樹のPRにつながれば」としている。(伊藤亮太)