ボクシング本間一志・虹人兄弟全道V全日本UJ大会へ
帯広ボクシングジム(中橋邦夫会長)の本間一志(帯四中3年)と弟の虹人(にじと、帯広明星小6年)が北海道アンダージュニア(UJ)全国選考会(1月16日・札幌市、道ボクシング連盟主催)Aクラスの各部門で優勝し、全日本UJ大会(3月25~27日・福島県会津若松市、日本ボクシング連盟主催)の出場権を獲得した。一志は全国の4年連続制覇、虹人は初出場での優勝を目指して練習に励んでいる。植木陽(あきら、帯四中1年)も全日本大会に進まないBクラスで優勝を決めた。
中学生の部60~63キロ級の一志は、3人による総当たり戦で優勝を目指して競った。初戦は「対戦相手のガードが空くのが分かった」とクセを見抜き、相手の左ジャブに右ストレートをカウンターで合わせて1ラウンド1分18秒でTKO勝ち。続く相手にも手数で上回り、2-1で判定勝ちした。
スピードとパワーを兼ね備え、公式戦は通算8勝1敗。「全国大会は小6から続く優勝を4年連続にしたい」と力を込める。春からはインターハイでの学校対抗優勝など実績のある駿台学園(東京)に進学予定。寮もワールドスポーツボクシングジム(同)と「ボクシング漬けの生活で自分を高め、五輪出場、プロ選手を目指したい」と志は高い。
虹人は小学生の部38~40キロ級にエントリー。「スタミナがあってパンチも強かった」という相手に対してカウンターで応戦。2-1で判定勝ちして全国切符をつかんだ。兄とは自宅で筋力トレーニングを行うなど仲が良い。「全国では自分から攻撃を組み立てて、最初の一発を当てたい」と意欲。「兄と一緒に金メダルを掲げたい」と燃えている。
植木は中学生の部57~60キロ級で3-0の判定勝ち。「全体的に攻めることができた」と振り返った。中学では野球部に所属しているが「ボクシングは打ち合う中で相手のことが分かるのが魅力。今後も続けていきたい」と話した。(松村智裕)