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芽室、士幌、浦幌で初日の出

メムロスキー場の頂上で、初日の出をバックに記念撮影する来場者

 【芽室、士幌、浦幌】好天に恵まれた十勝管内では1日、各地で初日の出が見られた。初日の出スポットを訪れた人たちは、願を掛けたり、記念撮影をしたりして笑顔で朝日を迎えていた。

ご来光眺め初滑り メムロスキー場
 メムロスキー場(中美生、久保田正光支配人)では、多くのスキーやスノーボード客らが訪れ、ご来光を眺めながら新年の初滑りを楽しんだ。

 慣例行事として毎年、元日の午前6時半から同8時までリフトを無料開放。今年は天候に恵まれ、同スキー場の頂上と展望台には100人以上が集まった。

 午前6時58分に太陽が姿を見せると=写真=来場者からは歓声が上がった。帯広市の幼稚園教諭大塚典子さん(30)は「毎年来ているがこんなにきれいな初日の出は初めて」と喜び、一緒に訪れた上士幌町の保育士西田知世さん(29)も「とてもきれい」と笑顔だった。(川野遼介)

初日の出を楽しむ参加者 (士幌高原ヌプカの里ロッジヌプカ)

朝日に万歳三唱 士幌高原
 士幌では「士幌高原で初日の出を迎える会」が、士幌高原ヌプカの里ロッジヌプカで開かれた。町自然に親しむ会(佐藤庄一郎会長)の主催。町内外から約250人が訪れた。

 午前7時10分ごろ、地平線から太陽が顔を出し=写真=、鮮やかな輝きを放つと、参加者は万歳三唱で迎えた。

 京都出身で、道内の大学で共に学ぶ友人と訪れた西之園護さん(19)は「士幌の広大な大地から初日の出を見られて感動した。大学で研究の成果が出るようお願いしました」と話した。
(伊藤健蔵通信員)

十勝太の海岸で初日の出を楽しむツアー参加者

水平線に輝く太陽 十勝太海岸
 浦幌町では、うらほろ観光おもてなし協議会(竹田悦郎会長)が「初日の出・初詣ツアー」を十勝太の海岸で行った。

 貸し切りバスに帯広から13人、浦幌から17人が乗車。午前6時50分すぎ、水平線にわずかにかかる雲が光り始め、波一つない太平洋に太陽が姿を現した=写真。主催者も3年ぶりの初日の出にホッとした表情だった。

 札幌在住で台湾からのツアー添乗などをしている林景■(くさかんむりに凡、りんけいほう)さん(28)は「初めての道東できれいな初日の出。楽しかった」。町帯富の山村幹夫さん(81)は「亡くなった妻とよく見に来た。久々の景色は素晴らしかった」と懐かしんだ。(広橋基嗣通信員)

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