「新射場の適地」 自民宇宙WT座長寺田氏が大樹の航空公園視察
【大樹】自民党政務調査会宇宙総合戦略小委員会の「宇宙法制に関するワーキング・チーム」で座長を務めている寺田稔衆院議員が15日、町多目的航空公園を視察した。視察後、寺田氏は、政府が整備を検討する新たな射場が大樹町になる可能性について、「場所の検討はこれからになるが、将来の夢という意味では十分あり得る。客観的に見ても適地」と述べた。
射場候補に挙がる同公園の視察と、同町で開催の自民党「ふるさと対話集会」への参加で初来町した。
同公園では酒森正人町長やNPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)の上杉邦憲理事長らと懇談。同町の航空宇宙産業誘致の取り組みや、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが行う実験について説明を受けた。
その後、同公園内で滑走路や、JAXAの格納庫、大気球実験の管制塔などを見て回った。寺田氏は現在1キロの滑走路を延長した場合の整備方法などについて質問していた。
寺田氏は「土地の広さ、気象条件、安全性など環境面で秀でている。射場整備は拙速には進められず、期限は定めていないが、悠長には考えていない。早期に方向性を導きたい」と話した。(伊藤亮太)
◆大樹航空宇宙基地構想について
・大樹航空宇宙基地構想-十勝毎日新聞電子版特集ページ