三条100周年「あゆみ展」開幕
帯広三条高校(橋本達也校長、生徒835人)の100年を振り返る「三条百周年あゆみ展」が30日、とかちプラザ1階のアトリウムで始まった。女学校時代の写真や旧校舎のジオラマなど貴重な資料が並ぶ。初日から多くの同窓生らが訪れ、青春時代を懐かしむとともに歴史の重みを感じている。10月3日まで。
同校創立100周年記念事業協賛会(金澤耿会長)の主催。午前10時からのオープニングセレモニーでは金澤会長が「先人が築き上げた歴史を継承し、これからの100年へつなげていきたい」とあいさつ。続いて金澤会長、梶原雅仁・常磐同窓会会長、橋本校長、青木孝悦PTA会長がテープカットを行った。
会場には、写真とともに歴史を振り返る沿革年表パネルの他、歴代の制服や校旗、毎年の卒業アルバム、野球部の甲子園写真・資料などを展示。書道部や図書局、華道部などの在校生による作品もある。特設の休憩所では、過去の映像を見ることができる。
同展は旧校舎最後の卒業生となった26期生(1976年卒)の三浦栄一さんら26人が準備。会期中は交代でスタッフを務める。26期生で協賛会事業部長の田中義博さんは「十勝初の中等教育の場を開いた創立者の思いを改めて感じた。三条生だけでなく、十勝の皆さんに見てもらいたい」と話している。
午前10時~午後7時(最終日は午後2時まで)。10月3日には帯広市民文化ホールなどで、同校創立100周年の記念式典と祝賀会が催される。(松田亜弓)