夏の夜空彩る2万発 第65回勝毎花火大会
第65回勝毎花火大会(十勝毎日新聞社主催)が14日午後7時半から、帯広市内の十勝川河川敷特設会場で開かれた。約2万発の大輪が、会場を埋めた観衆の笑顔を明るく照らした。
会場上空は同日午前中までは分厚い雲に覆われていたが、打ち上げが迫るにつれて時折晴れ間ものぞくように。開始時点では気温約20度、微風が吹く絶好の花火日和となった。
プログラムは6部構成で、音楽や照明と一体となった「デジタルリンク花火」で開幕。今年初の参加型の企画では、観客はペンライトを振るなどして打ち上げに応え、会場一体となって楽しんだ。
エンディングは勝毎花火大会の代名詞とも言える「錦冠(にしきかむろ)」の乱れ打ち。観客は夜空を埋めた黄金色の光につかの間顔を染め、最後の一点が消えると、かすかに秋の気配が増した河川敷の空気が喝采(かっさい)に震えた。(丹羽恭太)
◆勝毎花火大会について
・勝毎花火大会2015-公式ホームページ
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