愛好者40人が満喫 雌阿寒岳登山会
【足寄】雌阿寒岳(1499メートル)の山開き登山会(あしょろ観光協会、町主催)が7日に開かれた。十勝管内を中心に、遠くは新潟県からも含めて約40人が参加し、初夏の登山を楽しんだ。
登山会に先立って安全祈願祭が行われ、同協会の家常尚詞理事長が「例年、遭難が起きているが、昨年は1件もなかった。今年も明るく楽しい登山を」とあいさつ。その後、一斉に登山を開始し、参加者はまだ肌寒い中、足寄山友会の田村勝夫会長の先導のもと、頂上を目指した。
当初は雲に隠れていた山頂部も顔を出し、快適な登山日和となったが、7合目からは前日の雨水で凍結した場所も見られた。約3時間で頂上に到着し、噴煙を上げる火口をバックに記念撮影などを行った。
友人と一緒に参加した豊頃町の愛澤悦子さん(61)は「素晴らしい山」とする一方、「口永良部島の噴火を受け)装備などの変更はしていないが、いざというときの心構えは持って登っている」と話した。(塩原真)
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