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レスリング帯北高の清水賢亮 全国初優勝で世界大会へ

全日本で初優勝を果たし世界大会への出場を決めた清水賢亮(中央)。藤島忠監督(右端)、仲間の部員と共に気合を込める

 レスリングの2015年度JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア選手権大会(4月25~26日・横浜文化体育館、日本レスリング協会主催)男子カデットの部グレコローマンスタイル42キロ級で、帯北高の清水賢亮(1年)が初優勝を果たした。同高勢で同大会の初制覇を飾った。清水は8月下旬にサラエボで行われる世界大会への出場を決め「優勝、世界という結果だけを狙っていたのでうれしい」と喜んでいる。(菊池宗矩)

 清水は父の影響でレスリングを始めた。帯広北クラブ(現帯広レスリングクラブ、五十嵐真人代表)では下音更中時代に北日本少年少女選手権大会で3年連続優勝するなど活躍してきた。

 今大会ではトーナメントの1回戦、優勝候補と目された第1シードの堤孔一(静岡・沼津レスリングクラブ)との対戦だったが、堤が棄権。堀内悠晴(滋賀県・日野高校)との決勝戦となった。

 清水は堀内の1回戦のビデオを撮って研究。「組み勝つしかない」と思い至った。1ラウンドは相手の投げをかわしバックに回って2ポイント。2ラウンド中盤に一本背負いを仕掛け1ポイントを追加し、判定勝ちを収めた。

 帯北高では現在、1年生5人が活動中。筋力トレーニングや打ち込み、寝技、スパーリングなどの基礎練習、ロープ登りに取り組んでいる。大型連休中は全道の20選手が集まり実戦を積んだ。今後は走り込みも増やしていく。藤島忠監督は清水について「勘やセンスが良い。ぶれがない」と評価する。

 初の世界大会まで時間は限られるが、清水は「外国人に通用する強さ、投げに磨きを掛けたい。ビデオを見て動きを読みたい」と張り切る。今後は投げを中心に強化していくつもりだ。

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