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帯広ボクシングジム本間一志、全国UJ3年連続V

全国大会で3年連続優勝を達成した帯広ボクシングジムの本間一志

 小学生と中学生を対象にしたボクシングの第4回全日本UJ(アンダージュニア)大会(3月28、29日・近畿大学、日本ボクシング連盟主催)中学生60キロ級で、帯広ボクシングジム(中橋邦夫会長)所属の本間一志(帯四中3年=学年は新年度)が優勝し、3年連続の全国制覇を果たした。公式戦もこれで6戦全勝と土つかずだ。(菊池宗矩)

 今大会の同級には7人が出場。2グループに分かれ対戦相手と1ラウンド(2分)ずつ試合をした。1戦につき3人のレフェリーが10点ずつ(計30点)で採点し、2戦の合計得点で争った。

 本間は1戦目、関東ブロックの山田隼輔(東京都・日出中3年)と対戦。開始早々に左ジャブを当て相手にプレッシャーをかけると、自分のペースでジャブやワンツーを繰り出していった。ラウンド後半は右ストレートをボディーに見舞い、相手が苦しがっていることを見抜きさらにボディーを攻め大差で勝利して満点の30点を獲得した。

 立て続けに2戦目がありスタミナが心配されたが、九州ブロックの倉光大翔(福岡県・金武中同)の大振りなパンチをかわしていった。「スタミナが切れ、自分のきれいなパンチは打てなかった」というが、長いリーチを生かしてジャブとワンツーで相手を後ろに下げ、ラウンド後半にラッシュを繰り出し、これも大差で破って30点を得て、合計60点満点で優勝を決めた。

 本間は、2013年2月に「全日本幼年大会」として開催された第2回大会に明星小6年で臨んで公式戦デビューでの優勝を飾った。昨年3月には「UJ大会」に改称された大会の中学生の部ライト級(57~60キロ)で優勝した。3年連続の優勝に、本間は「昨年よりレベルが高く、相手が強いことは分かっていたのでうれしい」とほっとした表情だ。

 177センチ、59キロと長身。クロスカウンターを得意とするアウトボクサーで、打ち合いもできる力があるが、攻守に重心が高く「軸がぶれ体が振り回される」と自己分析し、現在の自分に納得はしていない。「地道なミット打ち、サンドバッグ打ち、スパーリングに重点を置きながら、スタミナときれいなパンチを打てるように意識して練習する」と向上心に燃える。昨年、一度は参加資格を得ながら諸事情で出場できなかった「ジャパンカップに出ること」が今年の目標だ。弟の虹人(明星小6年)も今年から全国大会に挑戦するため、アドバイスもしている。

 来年に指導30年を迎える中橋会長は「札幌や東京などいろいろな人とのスパーリングや、試合で強い選手と当たって経験を積むことが大事。型にはまったら強さがある」と将来を楽しみにしている。

関連写真

  • 帯広ボクシングジム本間一志、全国UJ3年連続V  2

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  • 帯広ボクシングジムでの練習でボディーに右のパンチを繰り出す本間一志(右)

    帯広ボクシングジムでの練習でボディーに右のパンチを繰り出す本間一志(右)

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