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神田日勝の長女絵里子さん初の個展 おびしんギャラリー

鹿追町の風景などを描いた作品が並ぶ個展会場と神田絵里子さん

 十勝を代表する画家神田日勝(1937~70年)の長女で鹿追町在住の神田絵里子さん(47)=同町役場勤務=の初の絵画展「然別湖と十勝の風景」が10日、おびしんふれあいギャラリー(帯広市西2南14、帯広信用金庫中央支店1階)で始まった。然別湖などの自然を描いた写実的な油彩画24点を並べている。

 絵里子さんは1968年鹿追町生まれ。2歳のときに父・日勝が32歳の若さで夭逝、「父の記憶はほとんど残っていない」というものの、幼少の頃から絵に親しみ、帯広北高在学時には美術部に所属し、油彩画を始めた。現在まで独学で絵を描き続けている。

 今回の初個展は、鹿追町の福原記念美術館に収蔵されている絵里子さんの作品を目にした帯広信金OBの国枝勇さんの紹介もあり、開催が決まった。

 主に2000年以降に描いた作品を展示。水面やそこに差す光などを描いた然別湖、駒止湖など地元鹿追の風景や、伏美湿原(芽室)のミズバショウ群生地など水辺の風景が中心となっている。日勝の「静物」などを、ペインティングナイフで模写した作品も3点ある。

 絵里子さんは「個展はずっと開きたいと思っていた。改めて見ると、見慣れた作品も(会場では)違って見える。写実的な表現を楽しんでほしい」と話している。18日まで。午前10時~午後4時。入場無料。日曜日休館。11、14、17、18日には絵里子さんが会場入りする予定。(大谷健人)

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