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温か、おいしい 帯広市学校給食センター稼働

本格稼働となった帯広市学校給食センター(9日午前10時半、塩原真撮影)

 新しい帯広市学校給食センター(南町南8線、堀田眞樹子センター長)が9日、供用を開始した。初日は、給食が始まっていない1年生を除く市内全小・中学校の約1万2600食を調理。コンテナや食缶の保温性を高くするなど工夫し、「よりおいしくなった」給食を、子供たちは笑顔で味わった。

 午前7時に調理を開始。職員は約100人体制で、それぞれの担当に分かれて炊飯などの作業を行った。新たに炊飯やあえ物室を整備することで、混ぜご飯やサラダなどの調理も可能になった。

 これまで同様、メニューは小学校2コース、中学校は1コースに分かれている。4月はこれまでのメニューに加え、鶏ひじきご飯やキャベツの梅和えなど、毎日新メニューを提供する。

新しくなった器に給食を盛り付ける花園小の6年生(9日午後0時20分ごろ、塩原真撮影)

 花園小学校(池下栄里子校長)では、正午前に給食のコンテナが到着。児童が教室に運び、盛り付けた。メニューはあずきパン、ジュリエンヌスープ、とかちマッシュととりにくのケチャップ煮、まめまめサラダ、おいわいクレープ、牛乳。児童は一新された食缶や食器を眺めながら、色とりどりのメニューを楽しんだ。給食を食べた舘諒馬君(6年)は「一品メニューが増えたのがうれしい。スープも前より温かいし、フォークがあるので料理も食べやすくなった」と話していた。

 同センターは市内小・中学校の給食を調理し、1日約1万4000食を提供する。鉄骨造り2階建て、延べ9233平方メートル。2013年6月に着工し、昨年11月に完成した。事業費は約43億7000万円。(松田亜弓)

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