ホッキョクグマの「イコロ」 4月に上野動物園へ
おびひろ動物園(高橋利夫園長)で飼育中のホッキョクグマ「イコロ」(雄、6歳)が、4月13日に恩賜上野動物園(東京)に移動する。おびひろ動物園は現在、閉園期間中だが、ファンへの感謝として同11日にホッキョクグマのみ観覧できる臨時開園を予定している。
イコロは札幌市円山動物園で2008年12月9日に誕生。おびひろ動物園には双子の「キロル」(雄、11年に浜松動物園へ移動)と共に10年2月21日に仲間入り(預託)し、ツインズの愛らしい姿が来園者の人気を集めた。
今回の移動は、絶滅の危機にひんするホッキョクグマの繁殖が目的。上野動物園で飼育中のデア(雌、6歳)とのペアリングを目指す。
これに伴い、おびひろ動物園ではイコロの妹「アイラ」(雌、4歳)1頭の展示となる。同園の柚原和敏副園長は「ホッキョクグマは、全国の動物園で協力して守っていかなければいけない。イコロが活躍し、繁殖に貢献できれば」と話している。
4月11日の臨時開園は午後1時から同3時まで。入園無料。(松田亜弓)
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園-公式ホームページ
・おびひろ動物園飼育係ブログ-公式ブログ