伊豆倉写真館の伊豆倉淳代表が優良技能士表彰
帯広市内の伊豆倉写真館(東8南7)代表の伊豆倉淳さん(66)が、北海道技能士会の優良技能士表彰を受けた。伊豆倉さんは「お客さんからも教えられて長い間やって来られた。一人ひとりを大事にしていきたい」と受賞を喜んでいる。
同表彰は長年、業務に携わって技能の向上に励み、後進の育成に貢献した人に贈られる。今年は全道から31人が選ばれ、写真部門は伊豆倉さんだけだった。
伊豆倉さんは小学生のころ、父親が持っていたドイツの高級カメラ「ローライフレックス」を見てカメラに興味を持つようになったという。帯広第六中を卒業し、札幌で修業を積んだ。帯広に戻り、迎賓閣の写真室を経て1984(昭和59)年、現在地に伊豆倉写真館を開業した。北海道営業写真館協会代表、十勝写真館協会代表を務める。
伊豆倉さんは「(撮影した家族らの)話題になるような写真を撮りたい。デジカメが普及し、写真をプリントしない人が増えたが、写真をお部屋に飾っていただけるような企画をしていきたい」と話している。
18、19の両日に苫小牧市で開かれた北海道技能士フォーラムで表彰された。また、優良青年技能士表彰には十勝から大成塗装工業(音更)社長の長屋正宏さん、磯部鉄建(帯広)の後藤敏之さんが選ばれた。
(澤村真理子)