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歴代3番目の入場者記録 トーベ・ヤンソン展

多くの来場者でにぎわったトーベ・ヤンソン展(折原徹也撮影)

 道立帯広美術館で昨年12月13日から開かれた「生誕100周年 トーベ・ヤンソン展~ムーミンと生きる~」(同美術館、十勝毎日新聞社など主催)は15日に閉幕した。会期65日間の累計来場者数は2万4376人で、同館では歴代3番目の入場者数を記録した。同館の石堂普之館長は「トーベの作品全体にスポットを当て、ムーミンファンだけではなく幅広い世代の人が楽しめたことが、多くの来場者につながったのではないか」と分析している。

 フィンランドで昨年開かれたトーベの回顧展を日本向けに再構成した全国規模の巡回展で、道内開催は帯広だけ。「ムーミン」シリーズの原画のほか、雑誌や児童文学に掲載したイラスト、挿絵など約400点が展示された。トーベが毎年のように夏を過ごした「夏の家」の再現モデルも特別展示された。

 ムーミン人気に支えられ、来館者は順調に伸びた。1月22日に1万人、今月5日に1万5000人、同12日に2万人を数え、最終日の15日は会期中最多の1851人を数えた。新聞やテレビなどでのPRやフェイスブックなどSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用などが奏功し、札幌など管外からの来場者も多かった。

 関連グッズを1人で6万円余り購入する来館者がいるなど、館内ショップの売り上げも好調だった。同館は初の試みとして物販エリアを拡大し、数百点のムーミングッズをそろえた。毎週追加発注したが、売り切れる品もあり、再入荷を見計らって来場する人も。同展だけの限定品もあり、横浜会場で買い逃した東京の人や、帯広出張に合わせて妻に頼まれたグッズを買い求める会社員もいた。

 石堂館長は「冬季に多くの方に来ていただいたことに感謝している。今後も多くの方に愛される美術館を目指したい」と話している。

 同展は28日から5月6日まで新潟県立万代島美術館で開かれた後、福岡、大阪で開かれる。(大木祐介)

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