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特注機器で農家を支援、フクザワオーダー農機の浅利工場長 まちマイ芽室編

「お客さんが欲しい物を何でもつくれるようになりたい」と話す浅利さん

「喜んでもらえればうれしい」
 ナガイモプランターなどで知られるフクザワ・オーダー農機(西8ノ7、福澤剛志社長)の浅利宏幸さん(28)は、入社2年目ながら工場長として農機の製作・整備などに腕を振るう。

 浅利さんは音更町出身。帯広柏葉高校定時制卒業後、20歳で陸上自衛隊に入隊。第5飛行隊で通信の任務に当たった。福澤社長が元自衛隊員だった縁で、26歳のときに同社に入社した。

 元来、機械に触っていることが好きだったという浅利さん。「パソコンに向かっているような仕事より、物を作る今の仕事が性に合っている」と感じる。社名の通り、農家の要望に応じたオーダーメードの農機を製作するため、手間の掛かることも多いが、「希望通りの物を作って、お客さんに喜んでもらえたときは本当にうれしい」と語る。

 福澤社長は「短期間で、自分で考えて自分でやれるようになるのは大したもの。センスがある」と全幅の信頼を寄せる。そんな言葉に、浅利さん自身はベテラン工員が手掛けた美しい溶接跡を見ながら「自分はまだまだ。周りの人に恵まれているだけ」とはにかみ、真の達人を目指して研さんを誓う。
(丹羽恭太)


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