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スポーツ医学・心臓リハビリテーションセンター開設 帯広協会病院

最新鋭のトレーニング機器を見学する内覧会の参加者

 帯広協会病院(帯広市東5南9、及能健一院長)のスポーツ医学・心臓リハビリテーションセンター(及能センター長)が10日、同病院9階にオープンした。最新鋭のリハビリ施設などの内覧会も行われた。

 同センターは、スポーツに伴うけがを診るスポーツ医学センター(センター長・大坪栄則同病院整形外科部長)と、心疾患のリハビリを担う心臓リハビリセンター(同・吉田一郎同病院循環器内科主任部長)からなる。9階ワンフロアにリハビリ・トレーニング機器が並び、道内屈指の高水準の医療の提供を目指す。

 同日午後2時から開かれた内覧会には医療関係者ら約80人が訪れ、最新鋭のリハビリ設備などに高い関心を示していた。スポーツ医学センターへの医師派遣などで支援する札幌医科大学整形外科学講座の山下敏彦教授(札医大付属病院長)も訪れ、「全国的にも有数の素晴らしい施設。札医大のスポーツ医学センターとしても、ここと連携して全道・全国レベルの十勝のアスリートのサポートに力を入れたい」と話した。

 

センター開設を喜ぶ及能院長(左から3人目)ら

及能院長は「このセンターを通して帯広・十勝の皆さんにより良い医療を提供し、さらに帯広協会病院を発展させていきたい」と力を込めた。大坪、吉田両センター長は、センターをそれぞれの分野の臨床研究にも生かす方針を示した。

 同日午後4時からは、とかちプラザでセンター開設を記念した市民公開講座が開かれた。約200人が聴講。大坪センター長が「成長期のスポーツ傷害」、山下教授が「アスリートの腰痛」をテーマに講演した他、オペラ歌手の中丸三千繪さんが、スポーツ選手にも通じる歌手の呼吸法について紹介した。(丹羽恭太)

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