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今月からグリーンプラザでも開院 おもちゃ病院

修理道具を前に“来院“を呼び掛ける佐藤さん(左)と高橋さん

 日本おもちゃ病院協会(東京)の「おもちゃドクター」養成講座を受講した帯広市の高橋章さん(69)と佐藤英司さん(46)による「帯広おもちゃ病院クラブ」は、今月10日から毎週土曜日に、帯広市グリーンプラザ(公園東町3)でも“開院”する。高橋さんは「(直したおもちゃを渡したときの)子供たちの喜ぶ顔が一番」と話している。

 佐藤さんは昨年3月、高橋さんは同4月に養成講座を受講。高橋さんが佐藤さんを誘って「帯広おもちゃ病院クラブ」をつくり、同5月に帯広市社会福祉協議会ボランティアセンターに登録した。

 同7月から市民活動プラザ六中で毎月第2・第4火曜日に“開院”している他、「帯広まちなか歩行者天国」の会場でも受け付け、これまで約70件の依頼があった。内容はプラレール(鉄道のおもちゃ)のギアの不良や動く人形の配線交換などさまざまだが、「95%以上のおもちゃは元通りに直した」(高橋さん)という。中には、修理のために分解することで、骨董(こっとう)品としての価値が下がってしまうものもあるため、直さずにそのまま返したおもちゃもあった。

 市内の各方面から利用があり、より多くの人が訪れやすいようにグリーンプラザでも開くことにした。同会場では毎週土曜日の午後1時~同4時に受け付ける。佐藤さんは「大切なおもちゃを大事にしてもらいたい」と話し、高橋さんは「子供たちのためにも、お父さん、お母さんに道具を貸して修理の方法を教えます」と呼び掛ける。

 修理代は部品代のみ。同クラブではメンバーを募集している。問い合わせは高橋さん(090・8633・2283)へ。(澤村真理子)

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