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一夜明け決意新た 中川郁子さん

当選から一夜明け、夫の故中川昭一氏の遺影を前に、十勝毎日新聞社の号外に目を通す中川さん(15日午前7時半ごろ、後援会事務所で。塩原真撮影)

 衆院選から一夜明けた15日朝、道11区(十勝管内)で再選を果たした自民党の中川郁子さんは、帯広市内の後援会事務所内で心境を語った。細かく管内の声に耳を傾けた選挙戦を振り返り、「有権者の気持ちを受け止め、有言実行という言葉に尽きる」と2期目の決意を新たにした。

 中川さんは14日夜、近隣3町の後援会のお礼回りや、帯広シティーケーブル(OCTV)の収録をこなすなど慌ただしく過ごした。

 朝は約100通届いたという祝福のメールに対応し、午前7時15分に同事務所に現れた。十勝管内1代議士となったことや投票率の低下に触れ、「厳しい結果が出た。投票に行かなかったことで意志表示した人もいる」。表情を引き締めながら「(結果は)怒りの声を国政にということで、有権者の方がさまざまな話に共鳴してくれたから。託された思いを全部引き受けて国政に挑みたい」と話した。

 この日は、管内の後援会の事務所をあいさつ回り。夫の故中川昭一氏の写真が飾られた一室で、十勝毎日新聞社の号外を手にし、「やっと実感が湧いてきた。皆さんにとにかく感謝。初心に帰って頑張りたい」と語った。(山岡瑠美子)

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