ニットの絆 南相馬市~女性たちの3年半(5)「ゼロからのスタートへ」
まち復興へ今後も支えに
「最初は私も気持ちが沈んでいたけど、考えが変わってきた。部屋に閉じこもっているよりずっといい。災害がなかったらこうしてみんなとお付き合いすることもなかった」。絆リーダーの一人、大橋紀美江さん(59)は静かに話した。
福島県南相馬市小高区の海に近い自宅は、津波で1階が破壊された。96歳の義母と車で帰宅した瞬間に大きな揺れに襲われた。逃げる途中に渋滞...
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