マッサン人気沸騰 「帯広ニッカの会」も盛り上がる
NHK連続テレビ小説「マッサン」が人気を集める中、帯広では40年以上の歴史を持つニッカウヰスキーを愛する人の親睦会「帯広ニッカの会」(越後泰直会長)が盛り上がりを見せている。同会は“マッサン効果”でニッカウヰスキーの魅力が広まればと期待を寄せている。
19日夜に帯広市内のスナックティセで開かれた例会には会員ら25人が参加した。越後会長によると、「マッサン」の放送が始まってからは会員の出席が従来の倍近くに。古くからの会員布村満男さん(73)は「みんなマッサンの大ファン」と誇らしげな表情を見せた。
参加者は「竹鶴」や「余市」など同社のウイスキーをそれぞれストレートや水割りにして料理とともに堪能し、ニッカウヰスキーの商品が当たる恒例の抽選会で盛り上がった。
同会は1971年に発足。初代会長の林正巳元十勝毎日新聞社社長(故人)と、ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝さんの養子で同社相談役の竹鶴威(たけし)さんがライオンズクラブの活動を通じて親しくしていた縁で、威さんが会の設立を林元社長に持ち掛けたという。同会の20周年の際には威さんも来帯し、布村さんは「『帯広のように歓迎してくれた所は他にない。全国で一番』と言ってくれた」と懐かしむ。
現在は20~70代の異業種の男女が会員に名を連ね、毎月第3水曜に会員が経営する5店舗を持ち回りで会場として集まっている。365日、ストレートでニッカウヰスキーをたしなむ越後会長は「本当にうまい。ドラマをきっかけにニッカウヰスキーに親しむ人が増えてくれれば」と話している。(澤村真理子)
◆「マッサン」について
・NHK連続テレビ小説「マッサン」-公式ホームページ
・十勝でもロケ! NHK連続テレビ小説「マッサン」-十勝毎日新聞電子版
・帯広三条高校であすから「マッサン」展 道立図書館連携事業-十勝毎日新聞電子版
◆「マッサン」に関係する電子版動画
・プロポーズの場所「然別湖」-十勝毎日新聞電子版・観光特設ページ
・竹鶴政孝によって建設された「ニッカウヰスキー北海道工場」-十勝毎日新聞電子版・観光特設ページ