スターバックス帯広出店へ 来夏、フレスポに新設
コーヒーショップ経営の世界最大手、米スターバックスの日本法人スターバックスコーヒージャパン(東京)が、来年夏のオープンをめどに帯広市内への新規出店を検討している。出店先は複合商業施設フレスポニッテン(稲田町南8ほか)が最有力視されている。実現すれば、道東では初出店となる。
関係者によると、同社は既に地権者らに出店を打診しているという。店舗は既存の施設内ではなく、新設するとみられる。
同社は今年度、全国で70店舗程度の新規出店を計画しているが、これまで道東では出店がない。近年は都市圏だけでなく、郊外型店舗にも力を入れている。同社広報は「帯広、道東を含め、全国で新規出店の土地や物件を探しているのは事実だ」としている。
スターバックスは全国で1050店舗、道内では札幌圏を中心に25店舗を展開するコーヒーチェーン。世界60カ国に出店している。日本法人の売上高は2014年3月期が1256億6600万円、15年3月期上期(14年4~9月)は700億600万円。
十勝管内への大型コーヒーチェーンの進出では、10年にドトールコーヒー(東京)が帯広厚生病院内に1店舗をオープンさせている。
フレスポニッテンには今年4月にスポーツ用品小売り最大手のアルペン(名古屋市)、10月にはファーストリテイリング傘下で「GUブランド」を展開する衣料品製造販売のジーユー(東京)が進出。人気コーヒーショップがオープンとなれば、一層の集客力アップにつながるとみられている。(長田純一)
◆スターバックスコーヒージャパンについて
・スターバックスコーヒージャパン-公式ホームページ