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全国Jr.自転車ロード 小学2年の木綿崚介圧勝2連覇

2連覇を達成した木綿崚介が、両手を掲げてゴール

 【三重】自転車ロードレースの第10回全国ジュニア競技大会が10月26日、四日市市の水沢・桜地区特設コースで開かれ、帯広の木綿崚介(啓西小2年)が小学1、2年男子の最長5キロの部で、2位に50秒余りの大差をつける9分34秒593の大会最高タイムで2連覇した。来年は出場カテゴリーが上がり、距離が長くなるが、早くも「去年戦った上級生とまた戦えるのが楽しみ」と腕を鳴らしている。高校生男子108キロの部には、インターハイに出場した中川拳(帯三条高2年)も出場し、2時間45分24秒183で1位と41秒差の5位入賞を果たした。(岡部彰広)

 独走状態の圧勝劇だった。身長、実力ともにひと回り大きくなったディフェンディングチャンピオンは今年も強かった。

 初出場の昨年は、年上選手の様子を見ながら競り合い、最後の200メートルで勝負を決めた。しかし同部門で上級生となった今年は、父博昭さん(44)から「自分から仕掛けて勝つレースを」とはっぱを掛けられ、スタートから飛び出した。

 出場は関東、関西を中心とした14人。マークされていたが関係なかった。「後ろについてきていたら(展開を)考えようと思っていたが、いなかった。あとはタイムだと思った」。

 昨冬は連覇を目指し、体力づくりのためクロスカントリースキーやローラー台を使った室内練習を採り入れた。4月からの屋外では昨年より3、4割増しの30キロ以上を週4日走り込んだ。長距離ロードでの平均速度は昨年より7、8キロ上がり時速30キロ前後をキープ。同じく自転車競技をしている博昭さんが「こちらも頑張らなければ練習相手にならない」と言うほどに成長した。体も5センチ、3キロ増の身長125センチ、体重23キロと少したくましくなった。今季から使い始めた足裏と自転車ペダルを固定するビンディングシューズも大きな武器とした。

 ハイペースの1周目に続く最後の2周目はきつかったが、つらかった上りのトレーニングを思い出せば足が動いた。博昭さんの「さすがにタイムが落ちるかな」という心配も杞憂(きゆう)に終わり、2年前に埼玉県の選手が出した最高タイムを約29秒も上回った。 

 来年の小学3・4年男子の部は、距離が9・2キロと倍近くに伸びるが「長いのは好き。それに距離は練習より短いし」と、早くも勝負が楽しみな様子。身近に中川のような全国トップレベルの選手がいることも大きな励みにしながら、来季は体格や体力アップに合わせて新練習メニューをこなしていくつもりだ。


◆第10回全国ジュニア競技大会について
第10回全国ジュニア自転車競技大会 大会結果-全国ジュニア自転車競技大会公式ホームページ

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  • 表彰台の中央で誇らしげに賞状を掲げる木綿崚介

    表彰台の中央で誇らしげに賞状を掲げる木綿崚介

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