おびひろ動物園に雌のラマ仲間入り 雪丸との繁殖目指す
おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、高橋利夫園長)に、新たに雌のラマ(2月産まれ)が仲間入りした。これまで1頭で飼育していた雄の雪丸(15歳)との繁殖を目指す。
ラマをペットとして飼っている大樹町の農家から寄付の申し出があり、9月30日に同園に搬入された。
新たに仲間入りしたラマの身長は約150センチ、体重は推定70キロ。軟らかそうな白い体毛とピンと伸びた耳が特徴。体が大きくなるまで、雪丸とは柵で隔てて飼育する。来年には2頭を一緒にし、繁殖できる環境にする。赤ちゃんが期待できるのは、早くて再来年(2016年)だという。
ラマは南米高地で家畜として改良され、雪や寒さに強い。担当飼育係の入交利都さんは「群れの生き物なので、雪丸に早く仲間が欲しかった。雪丸は初対面で柵越しにあいさつに行き、向こうも初めは警戒していたが、受け入れたようだった」と話している。
雪丸も、11年に研究用として飼育していた帯広畜産大学から提供された。近年、同じ南米原産のアルパカ人気が続いているが、「赤ちゃんの誕生で、おびひろからラマブームを起こしたい」(入交さん)と期待している。(酒井花)
◆おびひろ動物園について
・おびひろ動物園-公式ホームページ
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