探検隊が行く~裏十勝めぐり「丸山火山(上士幌)」
歩くこと13時間半。山男の本社カメラマンでさえ、「めったにない」と苦笑いする山行時間が道のりの険しさを物語る。十勝毎日新聞探検隊が大自然の陰に隠れた歴史と足跡を再発掘する「裏十勝巡り」第2弾は、...
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歩くこと13時間半。山男の本社カメラマンでさえ、「めったにない」と苦笑いする山行時間が道のりの険しさを物語る。十勝毎日新聞探検隊が大自然の陰に隠れた歴史と足跡を再発掘する「裏十勝巡り」第2弾は、...
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乳白色の丸山噴泉塔。地下から湧出した温泉水の炭酸カルシウムが沈殿し、固まって搭状に積み重なった。一番高いところで2メートル76あり、ドーム状でここまで大きく成長したものは全国的に珍しい
丸山噴泉塔から伸びる沢(右)と東丸山から伸びる沢(左)の合流点。左の沢は透明だが、右の沢は鉄分を多く含んでおり、水は黄色く濁り、岩が赤茶けている
行く手をはばむ沢。丸山噴泉塔にたどり着くには5カ所の渡渉ポイントを超えなければならない
丸山噴泉塔にはポコポコと音を立てている場所もある。「これらの噴出口は未来の噴泉塔を築くエース。サッカーで言えば、十勝で全国大会を開いているU-15世代(15歳以下)です」(後藤さん)
火口東側に並ぶ埋没林(ダケカンバ)。過去の噴火で埋もれた巨木が顔を出している。1度噴火した後、植生ができ、また水蒸気爆発が起きたことを示している
丸山第1火口の底にある沼。温かくなかったことから雨水とみられる。周囲には熊とみられる足跡があり、うっすらと藻が張っていた
丸山火山火口に下りる尾根の南側にあったしま状の植生。雨水の通り道はへこみ、そうでない部分は植物が生えている
丸山山頂の三等三角点