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1カ月限定運航、搭乗率8割突破 JAL名古屋線

横断幕を掲げ、最終便を見送る関係者。搭乗率は目標の8割を超えた(塩原真撮影)

 8月の1カ月限定で季節運航していた日本航空(JAL)の帯広-中部国際空港(名古屋)線が、8月31日で運航を終えた。同社帯広支店(紀野典彦支店長)によると、期間中の搭乗率は速報値で81%となり、目標としていた8割を突破した。来年以降の運航継続に向け、明るい材料となりそうだ。

 十勝と中京圏を結ぶ路線としては、2010年10月に撤退した名古屋(小牧)空港線以来4年ぶり。今回は毎週日、月、水、金曜日に各1往復を運航。期間中欠航はなく、計18往復36便が飛んだ。機材はボーイング737-800(165席)を使用した。

 搭乗率の内訳は帯広着が8割台前半、帯広発が7割台後半となった。来年以降の運航継続の可否や期間拡大については、一定の搭乗率確保が判断材料になるとされ、同社は目標搭乗率を8割に設定していた。

 31日の帯広発の最終便には147人が搭乗。2泊3日のバスツアーで十勝など道東を巡った三重県の山口悦子さん(67)は「十勝は空気が良く、ゆでたトウモロコシがおいしかった。来年以降も直行便があれば利用したい」と話した。

 午後3時20分の出発に合わせ、同社社員や帯広市空港事務所の職員ら約20人が出発客を見送った。「またお会いしましょう」「ご搭乗ありがとうございます」などと書かれた横断幕を掲げ、手を振った。

 JAL帯広支店の紀野支店長は「地元の協力もあって、何とか目標の8割を超えることができた。きちんと数字を残せたことは、来年以降の運航に向け良い材料となる」としている。同じく8月の1カ月間、週3往復運航した釧路-名古屋線の搭乗率は8割台後半となる見通し。(津田恭平)

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  • 搭乗率8割突破 JAL名古屋線  2

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