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空道全日本ジュニア 大道塾帯広2部門優勝、1部門準V

優勝した中村(右から4人目)、大倉(同6人目)、準優勝の柴田(同7人目)ら全日本で活躍した大道塾帯広支部勢

 打撃系総合武道「空道(くうどう)」の2014全日本ジュニア選抜選手権大会(5月10日・仙台市青葉体育館、全日本空道連盟主催)で、大道塾帯広支部(飛永耕治支部長)勢が女子2部門で優勝し、男子も1部門で準優勝した。今大会は11月に東京で開催される空道世界ジュニア選手権大会の日本代表最終選考も兼ねており、優勝した女子2人は日本代表入りが決まった。男子もリザーブに名を連ねた。また、同支部は一般の北斗旗、シニア大会も含む成績優秀支部総合3位に輝いた。

 U19女子215(身体指数=身長+体重)未満で大倉萌(17)=帯柏葉高3年=が頂点に立った。

 同部門に出場した7選手のうち4人が帯広支部勢。大倉は予選リーグ初戦で同門の伊藤望(16)=帯三条高1年=に強烈な右ストレートを浴びせるなどして破り、2戦目も快勝した。

 決勝の相手は船戸麻衣(17)=清水高3年=、伊藤梓=(18)=帯柏葉高3年=を倒して勝ち上がった城実里(18)=三河豊橋支部=。小柄だがパンチが伸びてくる城に対し、大倉は相手の顔面と胸に前蹴りを入れて自分の間合いで有利に試合を運び、勝利した。

 優勝にも大倉は「動きが単発、単調で、もっと緩急のある攻めを身に付けたい。自信を持って出せる自分の決め技が欲しい」と満足はしていない。世界大会に向け「親や一緒に練習してくれる仲間に感謝し、自覚を持って頑張る」と闘志を燃やす。

 U13女子42キロ未満では中村粋里花(12)=川西小6年=が3戦全勝で制した。

 初戦をミドルキック、次戦はハイキックでそれぞれポイントを獲得。最終戦は2勝同士の事実上の決勝となった。インローへの蹴りをリードブローとして試合を組み立てる中村だが、最終戦ではそれが決まらずペースをつかめなかった。途中、「いきなりミドルでいけ」との飛永支部長の指示通りのミドルキックで相手からダウンを奪い、一本勝ちした。

 世界大会に向け「振り下ろすハイキックをマスターしたい。出るからには優勝を狙う」と目を輝かせた。

 U16男子48キロ以上58キロ未満では柴田拓斗(14)=芽室中3年=が準優勝。予選リーグ初戦でこれまで3連敗を喫していた昨秋のU16覇者酒井克也(14)=塩釜=を撃破した。次戦を快勝して臨んだ決勝では、相手の蹴りをキャッチした後の処理が悪くて反則となり、それが延長戦での判定に影響して敗れた。

 これまでも実力がありながら日本一のタイトルを逃してきた柴田だが、早生まれのために来年も同クラスに出場でき、世界大会出場の可能性も残す。「もっと左の蹴りを使えるようにしたい」と課題を見据えた。

 このほか、北斗旗体力別選手権男子250以下に出場した同支部出身で現在総本部寮生の清水亮汰(18)=芽室高出=は、今大会覇者アレクセイ・コノネンコ(39)=東北支部=に準決勝で延長戦の末惜敗し、3位だった。(大野篤志)

関連写真

  • 清水亮汰

    清水亮汰

  • 相手の顔面に前蹴りをヒットさせる大倉萌(中央)

    相手の顔面に前蹴りをヒットさせる大倉萌(中央)

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