鉄道模型同好会が初の運転会 幕別、グランヴィリオで
【幕別】線路幅9ミリの鉄道模型「Nゲージ」を走らせる「鉄道模型運転会」が17、18の2日間、十勝幕別温泉グランヴィリオホテルで開かれる。昨年同好会を設立した管内の愛好者たちが「愛車」を走らせる他、来場者も運転や持ち込み車両の走行が可能で、メンバーは「この機会に交流して情報交換を」と興味のある人の来場を呼び掛けている。
昨年2月に設立した「とかち鉄道模型同好会」(川畑宗昭会長、会員6人)が協力し、同ホテルが主催。川畑さんらは昨年3月に帯広市内のとかちプラザで運転会を開いたが、会としては初の運転会となる。
当日はホテルの温泉「華のゆ」のプレイルームに、メンバーが山や市街地、ホーム、鉄橋など自作のモジュールを持ち寄り、1周16メートルほどのオーバル形状にレールを敷設する。車両は新幹線やスーパーおおぞらなど、各自の愛車30編成ほどを走らせる予定。
このほか、「小学生のときに特急おおぞらに乗ってうれしかった。(おおぞらに使われた車両の)キハ82が好き」という鉄道ファン歴30年のメンバー竹内秀紀さん(44)所有の「サボ(列車の行き先表)」など鉄道グッズを展示。会場では鉄道のビデオも上映する。
帯広市内で薬膳カフェ「ほのぼの」(西1南8)を経営する川畑さん(48)は旅行が好きで、「思い出の車両がなくなっていくので模型を買い始めた」という鉄道模型ファン。同ホテルに勤める田川保夫さん(65)も「子供の頃から汽車が好きで」、林達也さん(38)も「150分の1スケールの精巧さがたまらない」とNゲージを楽しんでいる。
17日は正午~午後10時、18日は午前10時~午後6時。入場には「華のゆ」利用が必要。林さんは「これから始めたい人、持っているけれど走らせる機会がない人など、ぜひ足を運んでほしい」と話している。問い合わせは川畑さん(090・6262・5831)へ。(小林祐己)