遊々写真館「豪華絢爛 十勝咲く 春真っ盛り」
ゴールデンウイーク(GW)が終盤を迎えた。連休前半の暖かさで、春の草花たちが色鮮やかな花を咲かせ、十勝観光の本格的な幕開けに彩りを添えている。
管内で春を代表する花といえばサクラやコブシ、ツツジ、クロッカスなど。中でもサクラとコブシは今が見ごろとなっている。
管内有数のサクラの名所として知られる帯広市内の緑ケ丘公園。敷地面積50・47ヘクタールの公園内には、エゾヤマザクラやソメイヨシノ、チシマザクラの合わせて約780本が植樹されている。周辺の森林がピンク色の花びらを浮き立たせ、散策に訪れる市民の目を楽しませている。
また、同市内の大然寺(東5南8、大高有光住職)は、管内でも珍しい淡いピンク色のヒメコブシが早くも満開を迎えている。約7メートルの高さの木で、傘状に枝が広がり、優雅に咲き誇る。近くで見ると迫力があり、趣向を変えて遠くから眺めるとサクラと見間違えるほど色鮮やかだ。
ツツジが名所の本別町では、これからが本番で、国道から、同町義経の里本別公園へ向かう途中の1・6キロの”ツツジロード”(向陽町)が、道路両側の街路樹に連なり、訪れる人たちを迎える。
豪華絢爛(けんらん)な花々を写真で紹介する。(写真・文 金野和彦)