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ウオーキングの始発は「清美駅」 まちマイ音更編

「清美駅」の看板と北島さん。奥に見えるのが980万円のセドリック

 千野会館(木野東通1)の東隣の民家に「980万円」の値札がついた中古車がある。この家に住む北島清美さん(61)を訪ねると、「それよりこっちを見てよ」と。そこには「清美駅 19:00発」の看板が-。

 北島さんは自動車修理・販売などの「金太郎部品」(帯広市西20北2)の社長。4年ほど前から健康のためにウオーキングを始めた。自宅を出て十勝大橋を渡り、JR帯広駅で折り返す道のりを、仕事が一段落する日曜の夜に歩いている。

 「みんなで歩いたらもっと楽しい」と思い立ち、昨年夏に看板を掲示。夏場の毎週日曜午後7時に「清美駅」に集まり、おしゃべりをしながら歩く会を企画した。参加者はまだ数名。北島さんは「歩くことからコミュニケーションの輪が広がれば。ご近所、家族、誘い合わせて一緒に歩こう」と呼び掛ける。問い合わせは北島さん(090・8896・2635)へ。

 ちなみに、980万円の車は1975年の「日産セドリックSGL ツードアハードトップ」。程度の良い掘り出し物だそうだ。
(丹羽恭太)


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