「五輪」も熱く 忠類ナウマン全道そり大会
【幕別】第31回忠類ナウマン全道そり大会(実行委員会主催)が23日午前10時半から町忠類の白銀台スキー場で行われ、穏やかな天候の中、今年も趣向を凝らした段ボール製のそり17台がスピードやデザインを競った。
旧忠類村時代からの恒例行事。当初予定の16日が悪天候だったため1週間延期して開かれた。開会式では、永田信実行委員長が「出る人も見る人も安全に楽しく過ごしてほしい」とあいさつした。
1度の滑りでスピード賞とグッドデザイン賞の2部門を競った。風もなく、穏やかな天候の中、帯広名物豚丼をモチーフにしたものや「あまちゃん」「銀の匙」「五輪」などユニークなそりが次々にゴールを目指して滑走。途中で転倒するチームもあったが、ギャラリーの声援に押され、最後まで滑り切っていた。
娘の愛実ちゃん(2)と一緒に大好きなあんぱんマンのそりで出場した松岡玲子さん(32)=幕別町明倫=は「途中で転倒して悔しかった。来年はリベンジしたい」と話していた。(佐藤いづみ)