日本の勝利に大歓声 幕別でPV 高木美帆選手も家族と喜ぶ
【幕別】ソチ冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜き1回戦に出場した町出身の高木菜那選手(日本電産サンキョー-帯広南商業高出)を応援するパブリックビューイング(PV)が21日夜、町百年記念ホールで開かれた。バンクーバー五輪に出場した妹美帆さん(19)も駆けつけ、はちまき姿で父母・兄と一緒に声援を送った。日本が見事に勝利すると、約110人の町民と共に勝利を喜び、盛り上がった。
会場の最前列にはソチから戻った父愛徳さん(56)と母美佐子さん(50)、1500メートルもPV会場で見守った兄大輔さん(23)と美帆さんが陣取った。テレビ画面に日本チームが出場すると、場内では小旗とうちわが打ち振られ「おー」と声援。競技が始まり1周ごとに韓国との差を広げると、「よし」と声が上がり、大差をつけてゴールすると大歓声に包まれた。
美帆さんは「チームジャパンは一つにまとまって、いいレースをしていた」と感想を話し、姉については「しっかりとしたチームワークで(レースを)つくっていた。さらにチームの勝ちに貢献できるよう頑張ってほしい」とエールを送った。美帆さんは22日夜の準決勝も来場して観戦する予定。
PVを主催した応援する会の柿崎俊男会長(68)=町スケート協会会長=は「準決勝の相手オランダは強いが、総合力でカバーし合ってぜひメダルを」と期待していた。(佐藤いづみ)