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帯農生開発、豚丼のタレ商品化 氷まつりで販売

商品化された青ナンバンビネガー入り豚丼のタレをPRする帯広農業高校「ビネガー班」の生徒たち(中央が塚本班長)

 帯広農業高校(米田敏也校長)の食品科学科ビネガー班(塚本雅也班長・3年、7人)は「青ナンバンビネガー」を使って昨年秋に開発した「豚丼のタレ」を帯広市内の「旬彩居酒屋 高心」(小林宏行代表)と共同で商品化、おびひろ氷まつり・緑ケ丘公園会場内の「銀の匙(さじ) Silver Spoon」コーナーで2月2日まで販売する他、市内店舗での販売も予定している。同科の菊池直樹教諭は「企業の協力で商品化できた」と成果を期待している。

 同校農場から出る規格外農作物を有効活用しようと、同班は2006年度からビネガー作りを実施。12年度には道立オホーツク圏地域食品加工技術センター(北見)と共同で「青ナンバンビネガー」を商品化した。

 その後、同ビネガーを使った新商品を開発しようと十勝名物の豚丼に着目。同センターのアドバイスを受けながら、ビネガー入りのタレ開発に着手した。材料の配合量やとろみ具合を試行錯誤しつつ、昨年9月に完成させた。甘さの中にもピリっとした辛みが特徴だ。昨年12月に「旬彩居酒屋 高心」から商品化の声が掛かり、同ビネガー入りの「辛口」と、入っていない「普通」の2種類を製造。パッケージには「銀の匙」のキャラクターをデザインした。

 塚本班長は「製造段階ではとろみと味付けに苦労した。商品化されてうれしい」と話し、「高心」の小林宏行店主(43)は「生徒に商品流通の一連の流れを理解してもらうきっかけになれば」と話している。

 氷まつり会場では最終日の2月2日、開発に携わった農高生2人が会場で販売を手伝う。今後は、とかち物産センター(JR帯広駅エスタ東館2階)や帯広競馬場内のとかちむらでも販売する予定。価格は557円。(高津祐也) 

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