しかりべつ湖コタン開村 鹿追
【鹿追】第33回しかりべつ湖コタン(実行委員会、町主催)が25日、開村した。凍った然別湖の湖上と湖畔に幻想的な雪と氷の村が出現、3月31日まで道内外から訪れる観光客を楽しませる。
氷が張るのが遅く、降雪も少ない今冬は建設への影響も懸念されたが、主な建物はこの日までに完成。最も大きなイグルーには氷のカウンターで飲み物が楽しめるアイスバーやコンサートホールがあり、湖の上には大パノラマが楽しめる氷上露天風呂もできた。
24日午後7時から関係者約100人が出席して開村式が行われ、吉田弘志町長や台湾からのボランティア代表の黄韻如さんらがテープカットした。
今年から実行委員長に就任した齋藤慎吾村長(然別湖ネイチャーセンター)が、恒例の赤ふんどし姿で開村を宣言。「雪不足で作業が遅れたが、それをカバーするだけの人の力を得ることができ、いつにも増して素晴らしい村ができた」とあいさつした。
一般開放は25日に始まり、関東などから訪れた観光客が早速早朝の露天風呂で入浴。「思ったより寒くなく、体が暖まる。景色も最高」と満喫していた。
露天風呂は入浴無料。利用時間は午前6時半~午後10時。水着着用可。氷のグラス作りやアイスロッジ宿泊なども体験できる。問い合わせは然別湖ネイチャーセンター(0156・69・8181)へ。(古川雄介)