ソチ五輪代表の及川、石澤、藤村がオーバルで初滑り
スピードスケート・ソチ五輪代表の及川佑(大和ハウス工業-山梨学院大、池田高出)、石澤志穂(トランシス-駒大苫小牧高、中札内中出)、藤村祥子(宝来中央歯科)の3選手が3日、明治北海道十勝オーバルで初滑りを行い、2月の五輪本番へ始動した。
及川は練習パートナーの沼崎高行(道東電機)に加え、石澤と村上右磨(北翔大-帯工高出)の4人でリンクを流すように滑り、石澤と談笑するなどリラックスした姿を見せた。
「昨年末の五輪選考会後に帰省し、ゆっくり休めたので、きょうは体慣らしといった感じ。まだ1月以上あるので、気持ちを入れ過ぎず、先を見据えて調整していく」とし、5日まで十勝で練習を行う予定だ。
選考会中にウイルス性胃腸炎で苦しんだ石澤は「年末年始は中札内の実家でのんびりでき、ようやく回復してきた。及川選手と久しぶりに一緒に滑り、技術面などで改めて参考になった。今は早く試合に出たい」と意欲を見せた。
初代表に選ばれた藤村は実家のあるオホーツク管内美幌町に帰省した後、この日からオーバルで練習を開始。コーナーなど氷の感覚を一歩一歩、確かめるように滑った。「美幌神社での初詣ではたくさんお願いをしてしまった。これから、体の感覚をゆっくりとつかんでいきたい」と、本番に向けて調整を重ねる。
(宮木宗久、塩原真)