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札南WEED3位、全日本少年フットサル道予選

全道の強豪を相手に3位と健闘した札南WEED

 フットサルのバーモントカップ第23回全日本少年大会北海道予選(11月30日、12月1日・釧路市、北海道サッカー協会など主催)で札南WEED(保坂一監督、6年生12人)が、3位入賞を果たした。全日本出場にはあと一歩届かなかったが、準々決勝で優勝候補筆頭のコンサドーレ札幌U-12を破り、準決勝でも強豪のアンフィニMAKI・FC U-12とPK戦にまでもつれ込む激闘を繰り広げた。選手は「自信になった」と達成感に満ちている。(宮木宗久)

 予選リーグ1次ラウンドは1勝1敗1分け。得失点差でグループ2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。

 同トーナメント初戦の準々決勝では、サッカーのナショナルトレセン入りする選手が7人も所属するコンサドーレと対戦。道内トップチームが相手なだけに米村拓夢主将(6年)は「別のブロックだったらという思いはあったが、戦ってみたい気持ちもあった」と振り返る。

 試合は前半立ち上がりから札南が集中力を発揮。鋭いカウンターから右サイドに走り込んだ米村主将が先制点を挙げた。流れの中で相手を崩すなど勢いに乗り、米村主将の3得点でリードを奪った。

 後半は守勢に立たされ、10本以上シュートを打たれたもののGK森原博基(同)の好セーブや、DF上田悠斗(同)を中心とした一丸となっての守備で最少失点に抑え、3-1で勝利と大金星を挙げた。

 準決勝の相手は昨年、サッカーの全道大会で2度対戦し、いずれも0-6と力の差を見せつけられたアンフィニ。前半こそコンサ戦勝利の勢いもあり、米村主将の2ゴールでリードしたが、後半に同点とされ、振り出しに。

 延長戦でも勝負はつかず、PK戦は互いに譲らず、6人目で札南が外し、約1時間半にわたる激闘を閉じた。

 全日本大会にあと一歩と迫っただけに、悔しさはあるものの、米村主将は「コンサドーレに勝てたときは信じられない気持ちだった。アンフィニ戦も含め、今までやってきたことの全てが出せた」とチームとしての成長を実感している。

 来年1月には全道大会の十勝地区予選が行われる。上田は「このメンバーで全道に行って優勝したい」、森原は「ピンチをチャンスにつなげたい」と力を込め、全道制覇の目標に向け、一丸となって練習に励んでいる。

(関係分)
◇1次ラウンド
▽Bグループ
 (1)恵庭FC(千歳)3勝
 (2)札南WEED1勝1敗1分
 (3)清田緑(札幌)1勝1敗1分
 (4)西御料地FC(旭川)3敗
  ※2、3位は得失点差
▽Cグループ
 (1)森エストレーラ(函館)3勝
 (2)アンフィニMAKI・FC U-12(札幌)1勝1敗1分
 (3)清水1勝1敗1分
 (4)高台(旭川)3敗
  ※2、3位は得失点差

◇決勝トーナメント
▽準々決勝
 札南WEED 3(3-0 0-1)1 コンサド-レ札幌U-12
▽準決勝
 アンフィニMAKI・FC U-12 2(0-2 2-0 延長 0-0 [PK5-4])0 札南WEED

◇フェニックストーナメント
▽準々決勝
 西御料地FC 4(4-0 0-1)1 清水
▽敗者戦
 清水 5(3-1 2-0)1 YELL FOOTBALL CLUB(苫小牧)

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