おやじも負けない!GS得意「ザ・ブルーサンダース」 まちマイ池田編
「ザ・ブルーサンダース」は50、60代を中心とする男女8人のバンド。ベンチャーズやグループサウンズ(GS)の曲を得意とする音楽好きの「おやじバンド」で、気取りのない演奏スタイルで町民に親しまれている。
十勝ワインの新酒を楽しむ「ヌーボ祭り」に出演していた「やちぼーぃず」を母体に2005年に発足した。
やちぼーぃずは、ヌーボ祭りを主催する「町ワイン友の会」会長だった柴田徳之さん(故人)が2003年ごろに設けたバンド。出番がヌーボ祭りだけだったため「もったいない」と、調理師でスナック「エンデバー」を経営する江崎隆司さん(62)さんの呼び掛けでザ・ブルーサンダースが発足した。
メンバーはリーダーの江崎さんの他、太田利行さん(62)、高瀬繁之さん、坂本恭祥さん(57)、石橋一泰さん(55)、窪田洋一さん(57)とボーカルの江崎さんの妻泰恵子さん(60)、娘の多希依さん(29)の計8人。
ヌーボ祭りをはじめ、独自公演「おやじDEナイト」を2007年から開き、帯広の「おやじバンドフェスティバル」にも出演している。乗りの良い、踊れる曲を中心にレパートリーは70曲を数える。メンバーは、エンデバー近くの練習場に週1回、夜に集まり、練習に励んでいる。
江崎さんは中学生の頃からギターに興味があったが、本格的にのめり込んだのはザ・ブルーサンダース発足後から。少年時代の憧れを今、開花させている。「体の許す限り演奏を続ける」。池田の夜におやじたちの熱いサウンドがさく裂する。(平野明)