十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

株式会社そら/株式会社かぜ 代表取締役 米田健史氏~2025トップインタビュー

藤丸再建と地域共創への挑戦
資金調達に注力 理想実現へ前進

 2024年は、当社にとって大きな転機の年となりました。藤丸再建は、保有していた藤丸の全株式を藤丸株式会社(村松一樹社長)に売却し、資金調達に注力する体制を整えました。その後、地域共創を旗印に金融機関や地元企業など多様なステークホルダーとの連携を強化。表立った活動よりも、水面下でやるべきことを着実に進めた一年でした。

 もう一つの重要な出来事は、オープンハウスグループ(東京)と合同で設立した会社「かぜ」の事業が始動したことです。かぜは、米国の不動産を投資家向けに販売する事業等を展開しており、今後はこの事業から得た収益を十勝に投下することで、地方共創事業を加速させます。

 会社設立の際に掲げた「”人とお金“を呼び込み、十勝の地域内総生産(GTP)を向上させる」という理念のもと、本格的な地域共創の実現に向けて歩みを進められた一年でもありました。

 加えて、今年の夏には帯広市中心部に「藤丸パーク」がオープンする予定です。この施設は、帯広・十勝のシンボルとして愛され続けた藤丸が本格的に再建するまでの間、灯火を絶やさないための、交流拠点になります。このパークを通じて地域の皆さまと共に、藤丸再建の意義を共有する場にしていきたいと考えています。

地域のシンボル 未来へつなげる
 また、藤丸再建への共感と支援の輪を広げるため、「藤丸サポーター制度」を立ち上げました。これまでは、独自の資金調達を主軸にしていましたが、今こそ十勝の法人・個人、さらには全国の皆さまに支援をお願いする段階に来ていると考えています。この制度を通じて、藤丸の未来を共に築く仲間を増やし、地域全体での再建の機運を高めていきます。

 全国的にも、多くの地域のシンボルであった百貨店が閉店する中、十勝では藤丸を未来へとつなげる取り組みが進んでいます。藤丸を再び地域のシンボルにし、活力ある十勝の未来を皆さまと共に創り上げたいと思っています。

株式会社そら/株式会社かぜ 代表取締役 米田健史氏~2025トップインタビュー



<株式会社そら/株式会社かぜ>
〒080-0012 帯広市西2条南8丁目14番地3
https://soratokachi.com

関連動画

  • 株式会社そら/株式会社かぜ 代表取締役 米田健史氏~2025トップインタビュー

更新情報

上士幌男子学校対抗初V、女子は帯南商2年ぶり頂点 卓球高校新人戦十勝支部予選会

紙面イメージ

紙面イメージ

1.6(月)の紙面

ダウンロード一括(101MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2025年1月
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME