帯大谷高1年・永田さん全道金賞 クラリネットソロ3月全国大会へ
帯広大谷高校1年の永田由奈さんが「第28回全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト北海道大会」(昨年12月16日、恵庭市)にクラリネットで出場し、金賞を受賞した。北海道代表3人の中に選ばれ、3月の全日本大会(東京)に出場する。(澤村真理子)
永田さんは帯広緑丘小3年の頃に緑丘小ジュニアバンドでクラリネットを始めた。6年生の時に全国コンクールで3位入賞したのを皮切りに、ヤング・クラリネッティストコンクール全国大会ジュニアA部門金賞など数々の全国大会で好成績を収めている。
帯広第五中1年時から川畑真一さん(東京)に師事し、月に数回のリモートレッスンのほか、数カ月に1回、東京や帯広で対面で教わる。東京芸大への進学を志し、浜上恵梨子さん(帯広)にピアノも習っている。
道大会には動画審査を通過した39人が出場した。永田さんはストラヴィンスキー作曲のクラリネット独奏曲「『3つの小品』より1、3」を演奏した。「緊張して納得のいく演奏はできなかったけれど、(全国が決まり)安心した」と笑顔を見せる。管楽器・打楽器を合わせた全出場者から3人が道代表として全国に推薦された。
川畑さんと出会ってから音楽の道を真剣に目指すようになり、YouTubeで演奏動画も発信している。音楽家として活躍するためには「人間性も高めたい」と、仏教教育を実践する大谷高校に進学した。
クラリネットの魅力について「温かく芯のある音が好き」と言い、「ウィーンに留学して世界で通用する演奏家になれたらいい」と将来を描く。