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おうちXマス 食もフル回転

甘い香りが漂う厨房(ちゅうぼう)で、手際よくクリスマスケーキをつくるパティシエ(23日、ろまん亭西12条店で。金野和彦撮影)

 きょう24日はクリスマスイブ。十勝管内の飲食店や菓子店は、各家庭の夕食を彩る料理やケーキの調理作業でフル回転している。

人気チョコモンドーム手際よく ろまん亭
 おびひろろまん亭(帯広市、新居浩社長)が11月20日にオープンした「ろまん亭西12条店」(西12南4)の工場ではチョコレートの甘い香りが漂う中、パティシエが手際よく次々とケーキを完成させている。

 同社では3種類のクリスマスケーキを販売。数量限定の2種類は完売したが、一番人気の「クリスマスチョコモンドーム」(5号3300円、6号4300円)は26日まで販売する。

 今年は通常販売している小さいサイズのケーキをクリスマス用に予約する客も見られ、山田一樹取締役(26)は「コロナも落ち着いており、昨年よりも知人のお家で過ごす人も増えているのでは」とみる。

 引き渡しは24日がピーク。営業は西12条店が午前10時~午後6時(木曜定休だが30日は営業)、おびひろ本店が午前10時~午後7時(不定休)。(澤村真理子)

炭火で丁寧に焼き上げられる若どり(24日、鳥せい西25条店で。塩原真撮影)

早朝から熱気 総出で炭火焼き 鳥せい
 クリスマスといえば鶏肉料理。若どりの鳥せいチェーンを展開する「鳥せい商事」(清水町、西尾康宏社長)は24、25の両日、管内14店を含む全店舗で炭火焼きとから揚げ(ともに864円)を持ち帰りのみ販売している。

 同社によると、以前は23~25日で持ち帰りの需要が多かったが、23日(旧天皇誕生日)が平日になった令和元年(2019年)以降は24、25の両日に集中。同社の門脇和行顧問は「多い店では1日の売り上げが通常時の15~20倍になる」としている。

 帯広市内の帯広西25条店(西25南3、高橋利之店長)では24、25の両日で当日申し込みも含めて約4000人前の注文を想定。24日は午前5時すぎから従業員総出で作業を開始した。炭火焼きは35人前分の鶏肉を1度に網に乗せ、炭火の熱気の中で手際よく調理を進めていた。

 高橋店長は「コロナなどの暗いニュースが多い中、家族だんらんを楽しみながら笑顔で食べてほしい」と話した。(松村智裕)

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