ＩＣＴによるマップ情報で畑を診断！ ～可変施肥の効果的活用法～
道総研 十勝農業試験場 研究部 生産システムグループ・生産環境グループ
１．成果の概要
（１ ）人工衛星やドローンまたは車載型のセンサにより取得された生育と土壌のデータから畑毎に可変施肥効果の大小が判断できます。
（２ ）センサにより取得された畑の中の生育とコンバイン収量計のデータを使って効果的な可変施肥が可能になります。
２．成果内容
（１）可変施肥は土壌の腐植（可視画像のでは色の濃淡）と生育が正の関係にある畑で効果的です。
（２）可変施肥を実施した畑では、生育と収量の両方が悪い箇所を増肥効果が小さい箇所としてマップ化することで、翌年以降的確な増肥対応が可能になります。
３．留意点
（１）畑毎の可変施肥適否判断を機器導入前にすることにより無駄な機械投資が抑制できます。
（２ ）畑の中の増肥適否マップを利用した可変施肥により、秋まき小麦の更なる増収と無駄な施肥量の削減を図ることができます。
（成績名：生育・収量・土壌センシング情報の活用による可変施肥効果の安定化）
本技術内容についての問い合わせ先
道総研十勝農業試験場
電話（0155）62－2431
E-mail：tokachi-agri@hro. or. jp
