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ロケット開発 管内企業も関心 説明会に21社 IST現場見学も

ISTの射場で観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機を見学する管内企業の関係者ら

 【大樹】十勝総合振興局は15日に大樹町内で、初となる管内企業向けの「ロケット開発に関する説明会」を開いた。21社の担当者が参加、町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)によるロケット開発について理解を深めた。

 ISTが管内企業に求める支援内容を認識してもらい、同町を拠点とした「宇宙港(スペースポート)構想」への関心を高めるのが目的。

 町宇宙交流センターSORA(そら)で開かれた説明会には、機械製造、金属加工、電気工事などの企業から約30人が出席した。

 ISTが目指す人工衛星軌道投入用ロケット・ZERO(ゼロ)を使った「宇宙輸送サービス」などについて、稲川社長らが説明。ロケットの移動式ランチャー、高圧ガスの減圧ユニットなど、協力が必要な設備を具体的に紹介した。

 参加者はISTの射場や工場へ移動し、観測ロケット・MOMO(モモ)7号機などを実際に見学した。

門戸開いてくれた
 アサヒ電気(帯広市)の合田倫佳社長は「ISTが門戸を開いてくれた印象。会社を成長させるヒントにもなるので、お手伝いできる内容を検討したい」と興味を示していた。

 ISTはロケット部品や地上設備などについて、自社製造や道外企業への外注で対応していた。稲川社長は「十勝の多くの企業と一緒に仕事ができれば、開発スピードはさらにアップする」と期待を寄せていた。(松村智裕)

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