簡便に使えるようになりました。 「組勘を見える化する経営管理ツール」
道総研 十勝農業試験場 研究部 生産システムグループ
十勝農業協同組合連合会
1.成果の概要
道総研はこれまで、組勘データから経営を把握する「組勘データを見える化する経営管理ツール」を公開、提供してきました。
今回、十勝農協連との共同研究によって、JAの経営相談業務で簡便にツールを活用できるようにするため、プログラムを開発し改良ツールを十勝管内JAのPCに実装しました。
2.成果内容
(1)「組勘を見える化する経営管理ツール」は、①組勘上の資金収支を、農業収支、資金返済、生活資金、投資・貯金に分けて、②計画と比較することで問題点を鮮明にするもので、どのような経営形態にも利用できます。
(2)以前のツールは手作業が必要でしたが今回、実装した「組勘見える化ツール」では、JAのオンラインの端末で、1クリックで分析票を出力します。また、複数の組合員の分析票を一括印刷、保存できます。
3.留意点
(1)十勝管内JAに実装し、平成31年1月より本格的に運用を開始します。
(2)本ツールは道総研と十勝農業協同組合連合会の共同著作物であるため、十勝管外JAでの利用に当たっては,両者の許諾のもと当該地区の電算環境に適合するプログラムの開発が必要です。
(3)組勘口座を経由しない取引は把握できないことに留意してください。
(成績名:JA端末への実装による組勘データを見える化する経営管理ツールの利便性向上)
詳しい内容については、次にお問い合わせ下さい。
道総研十勝農業試験場
電話(0155)62-2431 E-mail:tokachi-agri@hro.or.jp