唯一の日曜 訴え熱く 帯広市区4候補 精力的に遊説
道議選帯広市区(定数3)は31日、選挙運動期間中最初で最後の日曜を迎えた。清水拓也氏(44)=自民・現=、共産党十勝道政事務所長の佐々木とし子氏(64)=共産・新=、元帯広市議の村田光成氏(51)=自民・新=、三津丈夫氏(73)=立憲民主・現=の4候補が朝から、休日でにぎわう商業施設前などで遊説を繰り広げ、道行く市民に支持を訴えた。投開票は道知事選と同じ4月7日。(届け出順)
清水氏は午前8時に遊説を開始し、途中、企業の朝礼などに参加。道知事選候補の鈴木直道氏をたたえつつ、自身の若さもアピールした。選対幹部は低調なムードに危機感を抱き、「多くの人に直接思いを伝えることに注力している」。午後には街頭演説も行い、午後6時から豊成福祉センターで個人演説会を開く。
佐々木氏は午前8時すぎ、柏林台団地での街頭演説からスタート。早朝とあって表に出る人は少数だが、団地から手を振る住人も。その後もスーパー、公共施設前などでマイクを握った。「車に乗っている人も声を掛けるとチラシを受け取ってくれる」と陣営関係者は手応えを語る。同日夜は稲田地区で街頭に立つ。
村田氏は地盤の西帯広地区を出発し、選挙カーから手を振って有権者にPR。合間に企業を回り、支持を呼び掛けた。正午から夕方までスーパーなど5カ所で街頭演説。陣営幹部は「知名度の低さが課題。顔と名前を知ってもらうために地道に回る」と話す。午後6時半からは西帯広コミセンで個人演説会に臨む。
三津氏は10分刻みでスーパーなどでの街頭演説を実施。自然エネルギー活用やJR路線問題、カジノ誘致反対など、道知事選候補の石川知裕氏の主張を代弁した。陣営幹部は「石川氏を勝たせるため、『もう1人の石川』の気持ちで動いている」と話す。午後6時半から緑ヶ丘福祉センターで個人演説会を開く予定。(統一地方選取材班)
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