オオハクチョウ数百羽 穴場スポットに集結
「冬の使者」と言われるオオハクチョウ数百羽が帯広市豊西町の売買川で羽を休めている。走行中に目撃したドライバーらが足を止めてカメラで撮影している。
オオハクチョウが多く見られるのは売買川分水路と枝分かれする地点。抽水植物のガマが生える沼状のたまりに群れが滞在している。日中、オオハクチョウは周辺の畑などで餌をついばみ、日が落ちると川に集結する。堤防上から観察でき、壮大な鳴き声と羽音を間近に聞くことができる。
カメラを手に訪れた帯広在住の嶋田好昶(よしてる)さん(78)は「初めて来たが、まさに穴場。眺めているだけで楽しめる」と話した。
オオハクチョウは冬鳥としてロシア極東から十勝地方に飛来。その後大部分は本州まで南下する。(デジタル編集部・塩原真)
※売買川分水路の堤防は管理道路のため車両の乗り入れはできません