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自慢のまなびや まちマイ翔陽中エリア編

帯広柏小学校で唯一の部として活動する合唱部

■歌の研究 熱心に-柏小
 帯広柏小学校(鈴木義秋校長、児童409人)の合唱部は、同校唯一の部として校内外で活躍。過去にはNHK全国学校音楽コンクールの北海道ブロックに数多く出場し、管内の各種コンサートや音楽祭でもきれいな歌声を響かせている。

 1~6年生の50人が在籍。今年度から顧問となった鈴木悠奈教諭が週3回指導を行う。発声の基礎から、発表会に向けたパートごとの練習などで技術の向上を図る。鈴木教諭は「子どもたちは歌うのが好きで、研究熱心。限られた時間で練習に取り組む集中力には感心する」と評価は高い。

 部長の川内路輝君(6年)は「普段はにぎやかな部活だけど、先生の話をきちんと聞き、やるときはやる」と意欲の高さが自慢のひとつとし、「みんな上手なので一緒に歌うのが楽しい」と、次のステージに向け練習に励んでいる。(折原徹也)



帯広光南小で9月1日開かれた第29回光南まつり

■地域でまつり-帯広光南小
 帯広光南小(上坂寛校長、児童368人)の児童や地域の人たちが毎年楽しみにしているのが「光南まつり」だ。学校やPTAだけでなく、地域住民、地元企業が一体となって実施し、児童を中心に600~700人規模が参加する。9月1日に開かれた「第29回光南まつり」でも、子どもたちの笑顔がはじけた。

 校舎全体を使って行われる「まつり」にはカレーライスやフランクフルトなど、みんなが大好きな屋台コーナーがならぶ。1日はPTAのお母さんたちが、バルーンアートを作り、お父さんたちが集まる「おやじの会」が焼き鳥をふるまう場面も。

 バルーンアートをもらいに来た4年2組の片平瑠璃さんは「友達と一緒に、楽しく遊べる光南まつりが大好き」と笑顔。「5年生になっても、6年生になっても、また来たい」と話していた。(奥野秀康)



花壇ボランティアの活動に参加する保護者と児童ら

■子どもボランティアが汗-帯広小
 帯広小学校(石井範之校長、児童188人)の校門を入ると、華やかな花壇が来校者を迎える。同校のPTAと有志の児童らがボランティアで整備を続ける自慢の場所で、児童や職員、地域住民らから親しまれている。

 月2回、関係者が協力して手入れを行う。保護者と地域住民22人に加え、昨年から始まった「子ども花壇ボランティア」には児童31人が所属する。3カ所の花壇には今年、13品種20種類、約530株が咲く。

 12日には、2時間目の授業を終えた子どもたちが花壇に集まった。作業できるのは休み時間の20分間。笑顔を見せながら、草取りに汗を流していた。

 今年の花壇のテーマは「トトロの散歩道」。子どもたちと一緒に石にトトロの絵を描き、実際に歩いて楽しめる散歩道を設けるなど工夫を凝らした。触れると香りが立ち上るブルーキャットミントも植えた。

 ボランティア代表の佐藤里美さんは「『学校で一番好きな場所は花壇』と言ってくれる子どももいる」、学校支援ボランティアコーディネーターの畠山香穂里さんは「『ありがとう』や『ごくろうさま』といった声かけやあいさつが多く飛び交う」と話していた。
(小山田竜士)



■川は環境の先生-東小
 帯広東小学校(菅原優博校長、児童213人)は自然豊かな環境に囲まれている。リスが校舎の壁を登ってくることも。同校では、児童が自然環境に親しむ活動に取り組んでいる。

 同校の東側にあり、旧帯広川に沿った「発祥の地公園」では3年生が、東小学校地区生涯学習推進委員会のボランティアと、川の水質検査や池の生き物探しなどを行った。ボランティアから方法を教わり、鈴木香織さん(3年)は「魚をおびき寄せて捕まえる方法が分かってよかった」と楽しんだ。環境保護の学習も行い、滝口卓実君(3年)は「水の実験で、しょうゆを1滴入れるだけで川の水が汚くなることがわかった」と話した。

 稲船隆人教頭は学校の周囲に緑が多いことが特徴的とし、「生き物とのふれあいを大切にしてもらい、自然に親しんでほしい」と話す。(細谷敦生)



吉川さんの話に真剣に耳を傾ける生徒たち。地域医療を支える人材育成、そして生徒たちも夢の実現に向けて志を高くしている

■医師目指して-帯広柏葉高
 帯広柏葉高校(塚本宏之校長、生徒832人)は、道教委の「地域医療を支える人づくりプロジェクト事業」の医進類型指定校に指定されている。

 地域医療を支える人材育成のため、道教委が道内3医育大学(北海道大、札幌医大、旭川医大)と連携し、医学部への進学を目指す生徒に対して進路希望実現に向けた支援を行っている。十勝管内では帯広柏葉のみが2008年から指定校となっている。

 このうち22日に同校で行われた「高校生メディカル講座」は、札幌医科大医学部麻酔科学講座助教の吉川裕介さんによる講演が行われた。

 今年から中学生の参加も可能となり、管内中学生8人と高校生33人が耳を傾けた。心肺蘇生の基本として胸骨圧迫やAEDの使い方などを分かりやすく指導し、子どもたちからは「さらに興味が湧いた」などの感想があった。(松田亜弓)



合掌の練習に励む翔陽中3年4組

■文化祭へ着々-翔陽中
 帯広翔陽中学校(藤崎禎人校長、生徒480人)は、29、30の両日に8回目の文化祭を行う。生徒たちは各学級が開く縁日やお化け屋敷などや、ステージパフォーマンスに向けて着々と準備を進めている。

 文化祭2日目午前9時半ごろからは合唱コンクールも行われる。学級ごとに選曲し、3年4組は戦争を題材とした合唱曲「消えた八月」を歌う。音楽性だけでなく難しい歌詞の内容に、最上級生にふさわしい曲と同クラスで人気を集めた。

 「最初はなかなか声が出なかったけれど、今は声も気持ちもまとまってきた」と指揮者の森田初穂さん(14)。コンクールの賞の中には、最後にもう1度歌うことができる『ハーモニー賞』があり、「選ばれてみんなと一緒に歌いたい」と目を輝かせる。

 29日は午前9時から、30日は午前8時55分から始まる。(牧内奏)

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