夜の海を華やかに彩る扇形の大輪 広尾で海上花火大会
夜の海に大輪を咲かせた水中花火（５３秒露光。新井拓海撮影）
【広尾】「第６３回十勝港まつり」（同まつり協賛会主催）が４日、十勝港で開かれた。フィナーレの「第３０回十勝港海上花火大会」では約７０００発が打ち上げられ、約１万８０００人の来場者を楽しませた。
開町１５０年を記念した特別プログラム。音楽とぴったり合った「デジタルリンク花火」や華やかなフィナーレなど、昨年より１０００発増やした。町内飲食店などに置いた花火の球形の募金箱で費用の寄付を募り、５０万円が集まった。
船上から水面に置いた花火が扇形に広がる水上花火も会場を沸かせた。第２回から操船を担当する山岸國夫船長（７９）が今回で引退するとあって、会場からは「船長、ありがとう」のコールも。山岸船長は「皆さまのおかげで事故なく終えられてよかった」と話した。
ふるさと納税の返礼品の招待席に祖父と訪れた音更小４年の白濱良太君（９）は「最後が迫力があってすごかった」と笑顔。下音更中３年の佐藤大心さん（１４）と井上來玲亜さん（１４）は「海上花火は初めて見たが、きれいだった」と感動していた。（眞尾敦）
