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自慢のまなびや(豊成小、稲田小、南中) まちマイ南町中エリア編

帯広工業高校の生徒とグラウンドの整備を行う児童(豊成小提供)

■キャリア教育充実-豊成小
 豊成小学校(沼田拓己校長、児童数749人)の児童は、近隣の高校と連携した「キャリア教育」を教育課程の中心に据えている。児童は帯広工業高校、帯広農業高校、帯広北高校のお兄さん、お姉さんとの交流を楽しんでいる。

 現在地に移転して7年目となる同小学校。2011年度から全校を挙げて取り組んでいる。14年には道内小学校で初めて、文部科学省の「キャリア教育優良教育委員会、学校およびPTA団体表彰」で、文部科学大臣賞を受賞した。

 北高と低学年が生活化の一環として、川のザリガニ駆除の作業を行ったり、工業高と6年生が運動会に向けたグラウンド整備などを行っている。高校にとっても貴重な実習の時間となっているこの活動。同小の千頭洋教頭は「機関庫の川が地域を結んでくれているようだ。小学校と高校が互いに良い時間を過ごせている」と話す(細谷敦生)



帯広稲田小 いなっ子ミュージック

■全校で音楽-帯広稲田小
 帯広稲田小学校(伊賀真美校長、児童544人)の自慢は、1年を通じて行われる全校音楽授業だ。「いなっ子Music」と愛称をつけた2017年度は合唱とボディーパーカッションに取り組んだが、今年度は器楽演奏とダンスにも挑戦している。

 全校音楽授業はこれまでも実施してきたが、昨年から活動を積極化している。毎週金曜に各学級ごとに課題曲を練習。年4、5回程度、全校児童が集まった合唱、合奏の機会をつくる。西田健一教頭は「これを1年通して実施している学校は珍しいのでは」と話す。

 今年は1学期の終業式の日に感謝の集いを実施。登下校のパトロールを実施してくれている地域住民を招き、練習成果を披露した。「歌やダンスを恥ずかしがることもある高学年の児童も笑顔で取り組んでいる。これからも、ずっと続けていきたい」としている。(奥野秀康)



クイーンの曲に合わせたオリジナルの体操「南中体操」。体育の授業前に踊る

■楽しく南中体操-南町中
 南町中学校(東海林弘哉校長、生徒664人)では、他校にはないオリジナルの体操がある。ロックバンド・QUEENの名曲「I was born to love you」に合わせて踊るオリジナルの「南中体操」が先輩から代々と引き継がれている。

 現在の南中体操は、2004年時の卒業生と教員で考案したもの。それ以前は8年間ほど、安室奈美恵の「Body Feels EXIT」に合わせて踊っていた。

 南中体操は、体育の授業前や体育祭で踊るほか、体育の授業で試験にもなっている。新入生は先輩から南中体操を教えられ、代々引き継がれる。

 元生徒会長の高橋弥音さん(3年)は「曲と体操がマッチしていて踊って楽しい」と元気に踊っていた。(藤島諒司)

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