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患者移送 本番さながら 最後のリハーサル 帯広厚生病院

移送当日を想定したリハーサルに臨む関係者(13日午前10時20分ごろ、新・帯広厚生病院)

 帯広厚生病院(菊池英明院長)は13日、11月に予定する新病院(帯広市西14南9)への移転に向け、患者移送の最後のリハーサルを行った。新病院に移送車両が到着すると、関係者が患者役の職員を素早く運び入れた。

 厚生病院は11月1日に現病院(西6南8)から新病院へと引っ越す。移転時には約300人の患者の移送を想定しており、安全に移すため9月から大規模な練習を行っている。今回が3回目。

 この日は午前9時から行われ、前回より100人多い職員約300人が出勤した。移送作業に協力するとかち広域消防局や十勝中央観光タクシー、自衛隊などから計10台の車両とスタッフが参加し、患者役の約20人を現病院から新病院に運んだ。

 本番さながらのリハーサルでは、前回は実施していない電子カルテの入力などにも取り組んだ。

 厚生病院広報は「きょうはおおむね順調だった。職員アンケートで意見を集約、分析し、移送当日は万全の態勢で臨みたい」としている。

 今後は同5日の外来診療開始までに、新病院内での運用リハーサルを1回予定している。
(牧内奏)

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