手塚治虫 お宝ずらり
藤丸で版画展
「鉄腕アトム」など数々の名作を残した漫画家・手塚治虫氏の貴重な資料が見られる「手塚治虫版画展」が3日、帯広市内の藤丸7階催事場で始まった。初日から多くの手塚ファンが会場を訪れている。
帯広では初開催。初版本などの資料展示に加え、アニメーションのセル画を元に製作された鉄腕アトムの「未来に向かって(宇宙)」(8万6400円)など約70点を展示販売。オフィシャルグッズ販売会場では、タオルやマグカップなど約20点が並んでいる。
手塚氏の長女るみ子氏による「ガールズ&ラブリー版画展」も同時開催。人気作品「リボンの騎士」の元となった「双子の騎士」など、手塚氏が手掛けた少女漫画の世界を見ることができる。6日午後2時からはるみ子氏が来場し、講演会「手塚るみ子氏が語る制作秘話」が開かれる。
音更町の主婦小川小百合さん(44)は「とても懐かしい」と鑑賞し、娘の沙央里さん(柳町小6年)は「読んだことのある作品がたくさん」と笑顔で話していた。
資料展示は8日まで。オフィシャルグッズの販売は16日まで(9日は休み)。催事は午前10時~午後7時(最終日は午後4時まで)。入場無料。(牧内奏)