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暑い夏待望 商戦本番「組み合わせ」に注目

夏まつりシーズンに向けて、商戦が動きだした子ども用甚平。「高島ちぢみ」ブランドも人気(藤丸6階)

 6月も残すところ1週間を切った。帯広では20日以降、5日連続で気温が20度を超え、夏物商戦が本格的に動きだしている。ホームセンターのキャンプ用品コーナーは、需要のピークを迎える7月に向け、テントやバーベキュー用コンロなどがずらり。大型店では水着や浴衣、甚平などの季節商品が好調で、エアコンを扱う家電販売店でも盛夏を前に特設コーナーがお目見えした。(折原徹也、藤島諒司)

<水着・浴衣>
タンキニ人気

 藤丸では、水着の人気メーカー「三愛水着楽園」のアウトレットセールを8月23日まで展開中。ビキニやセット水着など約400点をそろえ、最大約7割引きの5000~9000円で販売している。

 今年はフィットネス水着の取り扱いを強化。ワンピースとセパレートタイプがあり、「ジムに通う女性は2、3着の複数で購入する人が多い」(婦人服2課の加藤孝啓係長)。近年は美白維持などから露出の少ない水着がトレンドで、「タンキニ水着」(タンクトップとビキニを合わせた造語)が注目という。

 夏まつりに欠かせないのが浴衣や甚平。藤丸によると、女性用の浴衣は、流行色のターコイズ(青緑)を使った商品が売れ筋。価格は3万7800円から。甚平は男女とも新生児用の50センチサイズから用意しており、6月に入って商品が動き始めている。

<アウトドア用品>
連結で快適に

 キャンプ用品やバーべーキュー道具が並ぶジョイフルエーケー帯広店(市内東7南16)。定番は家族用のテントで、今年はテントとタープがファスナーで連結した「コネクティングドームシステム」(通常3万9800円)が人気だ。

 1人タイプの「エクスカーションティピー」(1万4904円)は今年の新作で、売れ行きも好調。頂上がドームでなく三角状のため、コンパクトながら、最高部分では立った状態に近い高さ170センチで快適に過ごせる。

 「ソロキャンプをする方が近年多く、野外フェスでも使えるなど便利なアイテム」と季節用品担当の湊弘輔さん。1人用のコンロも人気という。

<エアコン>
冷暖で活躍も

 ハラデンキ本店(大通南12)は正面入り口横にエアコンコーナーを構え、6万円ほどの格安タイプから、暖房機能が充実した20万円以上のハイクラス機まで20種以上を用意する。扇風機も人気で、「省電力タイプがよく売れている」(馬渕宏副店長)。

 総務省統計局の2014年全国消費実態調査結果によると、帯広のエアコン普及率は48・8%と全道平均(26・6%)を大きく上回る。

 コンスタントに買い替えの需要もあり、急激な暑さでエアコン需要が加速すると、設置が追いつかない場合もあるそう。馬渕副店長は「暑くなる前にエアコンが使えるよう、早目の準備を」と呼び掛ける。

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